年頭所感:ゼロカーボン社会やSDGsへの対応

特定非営利活動法人建設技術監査センター

代表理事 成岡 茂

 

  新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 ここ数年続くコロナ禍の中で家にこもりがちの生活となっています。その反動からか昨年は夏以降からは旅行や会合の頻度が増えているようです。その結果、第七波から第八波と言われる感染状況となっています。
このような状況の中で漸く一昨年に比べオンラインではなくリアルの業務が増えてきています。工事監査、工事検査代行、工事監督支援業務は新たな市町村も加わり順調に推移しています。このところ増えているのは崖崩れなど豪雨等に伴う災害支援があります。崖や擁壁の安全はその技術的解析と対応方針が専門家の間でも分れ難しい案件が多くあります。これらに対しては当会の専門技術士がしっかりと対応させていただいています。
また、少子高齢化や人口減少による過疎化そして市町村合併の中で公共施設の利活用や統廃合などの課題があります。そのような課題に対しても当会は技術支援を行います。
今後は地域の魅力を発見しそれを育てていく視点が大切です。地域のまちづくりを担う市町村は長い歴史と文化を持ち人びとの暮らしを支える大切な自治を担う行政団体です。
 私どもの組織は技術士、建築士、設備士などの資格を持つ会員を中心に土木、建築、電気設備、機械設備等の専門技術者が協力して様々な課題を解決すべく業務を行っております。
地震や風災害が頻発する昨今、それらの課題にも迅速に対応できる技術者の役割が一層重要となっています。また、地球温暖化に歯止めをかけるべくゼロカーボン社会やSDGsの十七の目標の実現などの取組みも求められています。その意味で今後とも社会の諸課題に対して常にアンテナを張り研鑽に努めて参ります。
本年も会員が一丸となって力を合わせ、地域の活性化とより良い公共施設の整備に貢献できるよう取り組んで参ります。皆様からの一層のご支援ご鞭撻をお願いいたします。
本年が皆様にとってより良い年となりますよう心からお祈り申し上げます。